小学低学年選抜Girl’s HipHop Style『BOMB』のLesson!!!
今週はちょうどリオちゃん9歳のお誕生日でした♡
リオちゃんがMJCに来てくれたのは4歳の頃。
その時まだMJC Studioは出来てなくて、荒川区町屋の尾竹橋通り沿いのライオンズマンションの地下にあるStudio Luzを間借りしていた頃に来ました。
最初、リオちゃんは物凄い照れ屋さんでLessonに来てもなかなか鏡の前に立てず、Studio内にあるトイレのドアの前でジッとしていました。
それでも毎週Lessonに来ること、そしてジッとダンスを踊る友達を見ている姿から
『きっと踊りたいんだろうなぁ』とすぐ分かりました。
余談ですが…、
私がもともとKids Danceを教えるようになったのはかれこれ18年ほど前。
某スポーツクラブで『Kids FUNK』のLessonをスタートするにあたり、HipHopを教えられる先生がいないという事で、
先輩のエアロの先生のアシスタント兼振付を教える担当として仕事を任されたのがはじまり。
最初1年ほど教えていたら急にクラブ側の理不尽な理由によりKids ClassがCloseすることになり、可愛がっていたKids Dancerといきなりの別れ。
その苦い思い出が私が個人でKids Classを始めよう!!!と思った大きな原動力なのです。
ただ最初はまだまだこんなにDanceブームでもなかった時代で、個人でStudioを間借りして子供たちにダンスを教える…といっても全然人は集まってこなくって(笑)
何年ものあいだ赤字だったり、子供たちがなかなか言うことを聞いてくれなかったり・・・
それを試行錯誤して当時保育士さんをしていた大人の生徒さんから
『子供たちが頑張った日にはスタンプ押すようなカードを作ったら?』
と案を貰い、またまた試行錯誤してカードを作り、何も書いてないカードじゃ味気ないよな…と『しずくちゃん』と名付けてキャラクターを書いてみんなに作ったスタンプカードは今も続いてる(笑)
最初の頃は言うことを聞いてもらうためのカードだったけど、
カードがいっぱいになって、私がお手紙とシールを貼ってみんなに渡すと飛び上がって喜んでくれたり、
字が読めないのに何度も何度も読み返してくれる(きっと心は繋がってる!!!)子がほとんどだった。
その頃からその言うことを聞いてもらうためのカードは、子供達と私をつなぐラブレターになった。
そしてその頃から
なんで子供たちが言うことを聞いてくれない日があるのか?とか、
少し元気がない日は熱がある日だったりとか、
リオちゃんのようにダンスが好きでも真面目すぎて不安だから1歩踏み出せない子がいる事が理解できるようになった。
そしてそんな子達には、みんなが納得するまで付き合う事と、信頼を得るために真剣に向き合う事が大事だと分かってきた。
リオちゃんはなかなか鏡の前に行けなかったけど、踊りたい気持ちがあることはわかっていたから
私たちは1ヶ月以上鏡のないトイレのドアの前で練習を重ねた。
そんなある日、鏡の前に行って踊れるようになったリオちゃんは殆どのStepが出来るようになり
『この子にはセンスがある!!!』ともすぐわかった♡
そこから5年…
Bombのリーダーになった恥ずかしがり屋だったリオちゃんは笑顔でコンテストに出るまでに成長した。
いや、まだまだ成長している。
私は誰かのKids Lessonを受けて勉強したこともないし、教えてもらったこともなくって、
今も相変わらず忘れっぽくって、子供たちにもお母さん方にもたくさんたくさん助けてもらってる(苦笑)
でも私が今まで考えてきたことや、子供達と心を通わすためにあみ出してきたこと、ダンスと言うツールを通し子供達と見えない言葉を交わすこと…これは私にしかわからない大きな意味を持つ事だったりしている。
だからこそ、至らないことの多い私の元に長年通わせてくれているお父さんお母さん方に感謝する気持ちと、いつまでも私に期待してくれ、ただの習い事であるダンスを一生懸命頑張ってくれる子供たちのためにこれからも、もっともっと頑張ろうと思う!!!
あー!!!年取るなー(笑)
でも悪くない!!!(笑)